アイドルへの偏見と存在意義
今日はライターらしく、ふざけないで真面目にアイドル論なんて書いてみようかな〜と思います〜。
私の旦那さんはアイドルが嫌いらしい。
なんでそんな偏見を持ってるのかよく分からないけど、特にジャニーズを毛嫌いしてる感がある。だから私が昔っからジャニーズジャニーズ言ってることも、決してよくは思ってないし、ましてや今、ジャニーズが仕事にまで侵食してきたもんだから、内心「うーわ……」って思ってると思う。
けど、これは旦那さんに限ったことではなくて、アイドルに対して偏見のある人って多いと思う。イケメンでスタイル良くて、それだけでチヤホヤされて仕事して、めっちゃいい収入もらって……って。
で、そういうアイドルにキャーキャーして、たんまりお金貢いでる女子たちが理解できない…みたいな。
っていうか、その構造全体がもはや気持ち悪い、みたいな。
うちの旦那さんはまさにそのタイプ。
でもね。私は声を大にして言いたい。
「ぜんっぜん分かってねーなっ!」
確かにね、そういうレベルの意識でアイドル目指してる子もいるだろうし、イケメンでスタイルよくて、ジャニーズ入ってるなんて言ったら、若いうちに絶対に調子に乗る時期ってあると思う。だって同じ学校にジャニーズ入ってる男の子いたら、みんなめっちゃ注目するもん。モテないわけない。だから、多分それはみんな通る道なんじゃないかな。
でも、いつか多分みんな気づく。
「顔だけで生き残れる世界じゃない。」
一般ピーポーの中なら、イケメンイケメン言われてモテまくると思う。でも、芸能界って、もはやそれが標準レベル。そこからさらに上に行くには、顔とかスタイル以上の何かがなければ難しい。持って生まれた顔とかスタイルとかだけでなんとかなると思ってたら、多分消えていくだけ。
ジャニーズで考えたら、「デビューすること」がそれに当たるかな?
素晴らしい顔面をもって生まれた男の子は、もしかしたらそれだけでジャニーズに入ることはできる。でも入った瞬間それが当たり前になって、行き詰まる。
山ほどいるJr.の子たちの中で、デビューできるのは、ほーーーーーーーんの一握りなんだから。すっごいかわいい顔してるJr.の子たちで、デビューできずに見なくなってしまった子を、私もたくさん見て来た。
そんでもって、デビューしたからって手放しで喜べるわけじゃない。
みんなの10000字インタビューとか見てると、むしろ、そのあとにさらなる苦悩が待ってるっていう気がしてならない。
だってみんな信じられないくらい苦悩してる。
嵐だってそうなんだから。
せっかくデビューしたのに、やめたいと思うほどの何かにみんな苦悩してる。
CDの売り上げがどうとか、ランキングがどうとか、個々の仕事量がどうとか、グループ内のメンバー格差とか。
手越くんは事務所に入って10ヶ月でデビューっていう、確かにめっちゃ早くて超ウルトラ級のエリートだったけど、他のメンバーに比べてダンスも全然できないし、全然自分の意見通らないし、すごい葛藤してたらしい。
カラオケ行って、自腹でボイストレーナーに歌を習ったりしてたって。
シゲちゃんは、確かにエリート街道まっしぐらでデビューしたかもしれないけど、その後何もできない自分にものっすごい悩んで、事務所からも「加藤はいいや」とか言われて、必死でもがいて見つけたのが作家の道。
慶ちゃんもそう。「特徴がない」みたいなことを言われ、自分の将来が不安で毎日泣いていて……。そんな時に急に開けたキャスターという道。それだって、毎日ものすごい勉強してるからこそ、ここまで続いてる。
まっすーなんて、現NEWSメンバーの中では一番最初に事務所入ったのにどんどん後輩に抜かされて前に出れなかった。金八先生に出られたのも、自分からオーディションを受けたいって直談判したんだから。デビューが決まっても、「エリートに囲まれたエリートじゃない自分」に葛藤して……活動休止になっては泣いて。表立って目立ったものは確かに分かりづらいまっすーだけど、今や、ステージを作るとか衣装を作るとか、表に出ない裏方の仕事に才能を発揮してる。
(あれ?自担はやっぱ説明長くなちゃったなw)
ほら、アイドルなんてヘラヘラしながらできる仕事じゃないんだよ。むしろ苦悩の連続…。そんでもってプライベートもなしだよ。いつも見られてる。どんな拷問だw
それでも自分たちを見てくれる人を笑顔にするために、幸せにするために、どんな時も笑顔で人前に立ち続ける、それがアイドル。
むかし香取くんが言ってたな。
どんなことがあっても、笑顔でテレビに出なきゃいけないことが、時にすごくつらかったって。
そんなアイドルにね、表面だけ見て「調子にのりやがって」みたいなこと、ほんとに言っちゃいけないと思うんだよね。
少なくとも、デビューして世の中に名前が知れてる人達は、とてつもないいばらの道を歩いて辿り着いた今なんだよ。
だからこそ、ファンがつくんだと思うんだよね。ファンにも、その人の歩いて来た道とか、苦悩とかは伝わってるから。だからこそ応援したいと思う。そしてそれは、平気で何年も続いたりする。よく顔ファンとか言うけど、入り口はみんなそんなもんじゃん?顔がタイプだったり、ふとした仕草や表情にいきなり落ちたりする。
でも、それだけなら何年もは続かないと思う。その人の存在の後ろにある色々な歴史や考え方や苦労を知って、アイドルとかいう枠を超えて、その人そのものをもはや好きになってしまう。
だってさ?年に数回会えるか会えないか分からない、っていうか会うためにはお金が必要…、いっぱいお金貢いでも自分のことを認識すらしてもらえない、しゃべれないし触れない…そんな彼氏に恋してるわけですよ、ファンは。
その人そのものをひっくるめて好きじゃなかったら、まずムリ。
ファンもバカじゃない。
私もバカじゃない。
そりゃまっすーの顔が好きよ。エロい体が大好きですよ。
でも、むしろそれ以上に、これまでいっぱい悩んで苦労して努力して、で、そんな過去を振り返ってすぐ泣いちゃう泣き虫で優しいまっすーを愛してるわけ。
そんなまっすーやNEWSの力になりたくて、CDもDVDも惜しみなく買うし、寝不足で死にそうになりながらもライターとして記事を書いてる。
全てに意味があるんだけど…ま、旦那さんには伝わらないわな…。
そして、そんな現実にはあり得ないような彼氏からファンが離れられなくなってしまうのには、もう一個理由があると、私は思ってる。
それは
「元気をもらえること」
……なんかアホの精神論みたいw?
いや、でも、私的にはこれが最大のアイドルの「存在意義」だと思ってる。
何から何まで大好きなイケメンにワーキャー言うのはそりゃ楽しい。
でも、アイドルを、っていうか私の場合、NEWSやまっすーを好きでよかったって本当に思うのは、むしろ精神的にへこんでるとき。
「どうしよう、しんどい…」って状態の時にふと見るまっすーの笑顔とか、バカやってるNEWSとか、ヒカリノシズクとかフルスイングとか愛言葉とか。
これまで何度も助けられて、這い上がらせてもらった。
もちろん家族や友達が助けてくれることもあるけど、中には誰にも言えないこともある。
(「誰にも言えない傷跡…」うん、ヒカリノシズク流れてきたあなたは、間違いなくパーナw
あ。ふざけちゃったw)
そんな時発動するのが、アイドルの力。
普段全然振り向いてくれない彼氏だけど、こういう時はとびきり優しい。
近くにいないのに、めっちゃ包み込んで応援してくれる。
アイドルとファンは一方通行じゃない。
お互いちゃんとgive & takeして、お互いがなくてはならない存在になってる。
と言ったものの、どちらがリスキーかって言ったら、むしろそれはアイドルの方なのでは。
ファンは、担当を変えるのも、ファンをやめるのも自由。
でもアイドルは、ファンがいなくなったらもはや存在価値がなくなってしまうから。
ほら!やっぱりアイドルは大変。
そんなアイドルとっつかまえて、気持ち悪いだの調子に乗ってるだの、これでも言えますか!?って話。
私は、まっすーというツンデレ完璧アイドルが大好きで、身も心も、仕事もプライベートも捧げているけど、それがジャニーズ事務所の思うツボだなんて思ったことはない。
すごくたくさん、いろんなポジティブなものを受け取ってるから。
こうやって寝不足で死にそうな仕事を頑張る大きなモチベーションになってるから。
何より、私が今こうしてライターという仕事に出会えたのは、まっすーとNEWSのおかげなんだよ。
人生にプラスの影響を与えてくれて、つらいときには手を引いてくれる。
それこそが「アイドルの存在意義」だと私は信じてる。
これまで、そんじょそこらの人はそうそう経験しないような苦悩を乗り越えてきた彼らが歌うからこそ、「フルスイング」みたいな応援歌に重みが出て、心に響く。
そして、沈んでるファンの心をぐいぐい持ち上げる力を持つ。
だって、何の苦労も知らないヘラヘラ兄ちゃんが応援歌歌っても、「お前に何が分かるんだ」になるじゃん。
だから私は、アイドルが好き。
増田さんもNEWSも大好き。
このブログを旦那さんが読むことは絶対にないと思うし、無理に理解させようとは思わないけど……
でも、少しでもアイドルに対する偏見とかがなくなればいいのにな、なんて思って、たまにはまじめな記事を書いてみました。
支離滅裂&長文……きっと読者の脳に負担かけてるよねw
思いっきりマジメになったから、次は思いっきりちょけたいと思いますw
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